こんにちは!なっきーです
そろそろお正月公演の発表があると思ってたらでました。
ミュージカル・ロマン
『うたかたの恋』
原作/クロード・アネ
脚本/柴田 侑宏 潤色・演出/小柳 奈穂子
タカラヅカ・スペクタキュラー
『ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-』
作・演出/野口 幸作
『うたかたの恋』は、全国ツアーで再演され続けている名作。
脚本は柴田侑宏先生。
原作はフランスの作家クロード・アネ(Claude Anet)の小説『うたかたの恋』(原題:Mayerling)
あらすじ
1888年4月、マリーとルドルフは劇場で偶然に出会い、激しい恋に落ちた。ラリッシュ夫人の協力もあって、二人は逢瀬を重ねる。しかし、周囲の圧力から二人は別れざるを得ず、さらにルドルフは陸軍大臣フリードリヒ公爵の陰謀に巻き込まれて追いつめられていた。1889年1月26日、ドイツ大使館でのパーティで、死を決意したルドルフはマリーに「来週の月曜日、旅に出よう」と告げる。そして1月29日に雪の降るマイヤーリングの別荘で二人は死を遂げた。
初演は1983年なので、来年で40年になる。
当時、ゴールデンコンビと称されていた。
さすがにこの公演の記憶はなく、画像では観たことあるが映像を観たことはない。
タッパのあるターコさんのルドルフはどんなに麗しかっただろう。
私の認識がある公演は、初演から10年経った1,993年星組。
当時トップだったシメさん(紫苑ゆう)&あやかさん(白城あやか)のコンビ。
しかし、怪我で大劇場ではマリコさん(麻路さき)さんが代役をされた。
東京公演からシメさんのルドルフは復活された。
私が観劇したのは、翌年の1,994年4月地方公演(今で言う全ツ)
シメさん念願のルドルフに感涙した。
あやかさんのマリーは可愛らしく健気で、心奪われた。
当時のパンフに柴田先生の書かれた記事がある。
地方公演にあたって
約十年前の昭和58年5~6月、雪組の当時ゴールデンコンビといわれた麻実れい・遙くららが主演したこの『うたかたの恋』は、約百年前1,889年1月30日、オーストリアの郊外マイヤーリンクで、実際起こった事件である。
(中略)
今回の再演にあたって、いろいろな資料も漁ってみたが、このクロード・アネの多少ロマンティックな枠組みをもった心中事件としての立場を今回もとることにした。
初演の脚本から、場面の流れはそのまま踏襲し、部分的に随所に手を入れた。
(中略)
事件後宮廷は皇太子の遺骸をひそかに運び去り、マリーの遺体だけをマイヤーリンクに置き去りにした。マリーの身寄りの人々がそれを悼んでその近くのハイリンゲンクロイツにある修道院に葬った。のちに墓石を建て、その墓碑銘に『花の如く萌えい出て、花の如く散りぬ』と刻んだ。マリーの短いが激しく美しく燃えた生涯になんとふさわしい言葉であることか。
再演の終幕にこの墓碑銘をコーラスにして入れてもらった。
(後略)
柴田先生が再演にあたって、脚本をさらにブラッシュアップされたご苦労がうかがえる。
この後も幾度も再演された。
次回の演出は小柳先生。
小柳先生なら間違いないだろうけど、
上田久美子先生の演出で観たかったー
悲恋モノの脚本演出なら、やっぱりウエクミ先生でしょ!
いつか帰って来てくださらないかなー
(ベルばらファンの間では、初演から50年になる2024年にはきっと再演があり、ウエクミ先生の脚本で観たいとの声が上がっていた)
れいくん(柚香光)は初演のターコさんを彷彿させる佇まいがあるし、白軍服コスチュームは超絶似合う。
『うたかたの恋』は、王道の悲恋モノなので、今まで宝塚歌劇を観たことない人にはオススメです。
追記:
友会のステイタスランクがシルバーに落ちたので、ダメ元で申し込んだ月組公演は、
S席が奇跡的に当たりました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。