なっきーの雨垂れ石を穿つブログ

アラ還お気楽主婦の日常

縁を切った友人 今になってみれば些細なこと

地元の友人の一人で、些細なことがきっかけで縁を切ったことがある。

 

私は結婚して遠方に嫁いだ。

帰省の際、友人たちに連絡して会うことがとても楽しみだった。

子どもが生まれたら、一緒に遊ばせたりした。

私と夫は一人っ子なので、子どもたちにはいとこがいない。

なので、友人の子どもと遊ぶことを娘もとても楽しみにしていた。

 

ある年の夏、私は帰省の予定を友人に連絡したところ、

「買い物に行くかもしれないから会えない」と、告げられた。

私は、了承したそぶりをしたが、酷く動揺し落ち込んだ。

 

半年ぶりに帰省するのに、買い物を優先するなんて。

買い物なんて別の日にしてくれたらいいのに。

 

蔑ろにされたようで、怒りを覚えたし、

とても悲しかった。

 

その事をずっと引きずっていた私は、年賀状を出さなかった。

友人からは変わりなく年賀状が来た。

その翌年も出さなかった。

友人からはやはり変わりなく来た。

 

これ以後、私から年賀状も出さず、連絡もしないでいると、友人からも年賀状も連絡も来なくなった。

 

でも、彼女にしてみれば、きっとどうして私が一切連絡をして来なくなったのか不思議に思っていたはずだ。

まさか、買い物を優先したことを勝手に恨んで、ずっと引きずっているとは思わないだろう。

 

あの時から20年程経った今、

冷静に考えてみれば、自己中な考え方で

恥ずかしくなる。

それに、あの時、買い物を優先されたことが悲しいと、自分の気持ちを伝えていたら、今の状況とは違っていたかもしれない。

 

ここ数年、友人にせめて年賀状でも出してみようかと考えたりする。

自ら切った縁を復活して謝まった方が良いのかと。

 

私はこうして、友人に対してずっと引きずった想いをもっているけど、

友人はもう私のことなんて、すっかり過去の人、どうでもいい存在なのかもしれない。

 

やっと、彼女側からの私がどのように映っていたか慮れるようになった。