Netflixオリジナル『エミリー、パリへ行く』
シーズン1の10話まで配信されていて、1話が約30分のラブコメなので手軽に観られます。
あらすじは、
シカゴのマーケティング会社で働くエミリーは、不意の妊娠で駐在を断念した上司に代わって、会社が買収したフランスのマーケティング・エージェンシーに出向くことに。
しかし、フランス語が殆どできないエミリーは上司からのパワハラを受け、同僚たちからは小馬鹿にされる。
慣れない土地でフランスとアメリカの文化の違いに戸惑いながら、仕事と私生活を謳歌しようと孤軍奮闘していくストーリー。
『フランス&パリあるある』のシーンもあって楽しめます。
エミリーが住むアパートは古く階段もない。
フランスでの階数の数え方(日本の1階はフランスでは0階)を知らず部屋を間違える。
シャワー中に突然出なくなり、配管工を呼ぶが修理に数週間もかかるとか。
高級住宅街に住むマダムが犬の散歩をする際、『犬の落とし物』の始末をしないので踏んづけるなど。
ブランジュリー(パン屋)での店員さんとのやりとりも面白いです。
エミリーが、パン・オ・ショコラ(チョコ入りのデニッシュパン)を一つ買うときに、
「une pain au chocolat(1つのパン・オ・ショコラ)」
と、エミリーが言ったのを店員のマダムがすかさず
と、訂正するシーン。
フランス語の名詞には文法上、男性と女性の区別があり、殆どの名詞が男性名詞か女性名詞に分類されます。
そして、その分類に法則性が無いらしく、ネイティブの人たちは一つ一つの物に対して『冠詞+名詞』セットで覚えるようです。
単数で物を買ったりするときは悩みます。
どっちか分からない場合は、2つ以上の複数を買うという手も。
つまり、パン・オ・ショコラは男性名詞(un pain au chocolat)
クロワッサンも男性名詞(un croissant)
だけど、バケットは女性名詞(une baguettle)
いちいち覚えるなんて気が遠くなりそう(フランス人でも間違える人いるよね)
話がそれましたが、ドラマ上の演出で実生活ではありえないシーンもあるようです。
エミリーが超ミニスカートにピンヒールでオフィスに出社したり、街を歩くのですが、現実ではまずありえません。
パリは石畳が多いので、ピンヒールではまともに歩けないし、治安も良くないのでミニスカもありえない。
日本人でパリ在住20年になるリョーコさんが、ドラマの分析とロケ地巡りされています。
ドラマを観た後で、動画を観るとより一層面白いですよ!
【エミリー、パリへ行く特集♪PART1】~これは本当のフランス?!パリガイド・リョーコの分析&ロケ地巡り~
【エミリー、パリへ行く特集♪PART2】~パリガイド・リョーコとロケ地散歩~
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。