なっきーの雨垂れ石を穿つブログ

アラ還お気楽主婦の日常

映画『国宝』ネタばれありの感想

 

こんにちは!なっきーです

 

6月6日(金)全国ロードショー中『国宝』

やっと観てきました。

 

あらすじ

任侠の一門に生まれた喜久雄(吉沢亮)は15歳の時に抗争で父を亡くし、天涯孤独となってしまう。喜久雄の天性の才能を見抜いた上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎(渡辺謙)は彼を引き取り、喜久雄は思いがけず歌舞伎の世界へ飛び込むことに。喜久雄は半二郎の跡取り息子・俊介(横浜流星)と兄弟のように育てられ、親友として、ライバルとして互いに高めあい、芸に青春を捧げていく。

そんなある日、事故で入院した半二郎が自身の代役に俊介ではなく喜久雄を指名したことから、2人の運命は大きく揺るがされる。

 

 

上映時間2時間54分の大作。

観終わったあと、胸がいっぱいになって言葉にならないくらい感動!

お見事としかいいようがない!

 

 

歌舞伎の演目映像の尺が結構あった。

『二人道成寺』は、恋しい男を追って大蛇になった清姫の伝説から材をとった舞踊。

衣装の引き抜きや、鐘に登る場面は二人の後方からのアングルがあって、

客席からは観ることのできない舞台上からのカメラワークにワクワク!

 

吉沢亮さんは1年半、入念にお稽古をされてきたそうで、女形を見事に演じていた。

吉沢亮さんが、「流星には負けられない」とお稽古に励んだとのこと。

横浜流星さんは生粋の御曹司ながら、その血故に葛藤し、悩みもがく俊介を熱演。

横浜流星さんは演技する時、『役を生きる』

ことを常に念頭にしている。

「俊介は自分とは正反対で、むしろ苦手な人物なので、俊介を愛することから始めた」

とインタビューで話していた。

俊介を愛しく思い、俊介を生きていた。

 

 

 

 

 

俊介が歌舞伎界に戻って、喜久雄と『曽根崎心中』を演じる。

喜久雄は徳兵衛、俊介はお初。

俊介は重度の糖尿病を患い、左足を切断し義足。

右足もほぼ壊死した状態で舞台に立つ。

 

役を超えて、切磋琢磨した二人。

映像から二人の気迫がひしひしと感じられました。

 

 

 

花井半二郎役の渡辺謙さん、奥さんの寺島しのぶさん、

 

寺島しのぶさんがいるので、映画なんだけどとってもリアルに感じられました。

 

女形人間国宝小野川万菊役の田中泯さん、

インタビューでは、「まさか自分が女形を演じることになるとは」と話されてました。

歌舞伎の本物の人間国宝(例えば坂東玉三郎さん)を起用すれば無難だと思われますが、監督の采配ですねー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

kokuhou-movie.com

 

今年の日本アカデミー賞は、

主演男優賞、助演男優賞、監督賞等、各部門で総ナメになると思われる秀逸な映画です。

 

もう一回、観たいなぁ

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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