私が観劇したのは第一部
一、『彦山権現誓助剣 毛谷村(ひこさんごんげんちかいのすけだち けやむら) 一幕』
豊前国彦山の麓の毛谷村に住む剣術の名手・六助は、微塵弾正と名乗る浪人から「老母のために仕官して孝行したい」と頼まれ、領主の前で行われた剣術試合でわざと勝ちを譲ります。そんな六助のもとへ現れたのは、一人の虚無僧。六助を仇と誤解して斬りかかった虚無僧でしたが、実はその正体は六助の師匠である吉岡一味斎の娘・お園で、互いに面識はなかったものの二人は許嫁の仲だったのです。一味斎が京極内匠という悪人の武士に討たれたたと聞いた六助は、自身を陥れる計略に気付き……。
上演時間は1時間20分
歌舞伎独特の古典台詞が聞き取れなくて、途中、どういうことか?と分からなくなった。
細かいあらすじをちゃんと調べて、物語を頭に入れておけばと後悔。
(調べてみると、この演目は元々『文楽』らしい)
六助(中村萬太郎さん)は、心根の優しい、親、師匠おもいの青年を好演。
男顔負けの剣術を見せるお園(中村時蔵さん)が、実は許嫁だと分かると急に女らしい振る舞いになるコミカルな場面も。
関心したのは夏幹くん。
きっちり演じて、台詞遅れもなく、終盤舞台上で座ってる時間もあったけど、ゴソゴソする事もなく偉いよー
あの歳できちんと舞台こなせるって立派です!
幕間35分
速攻でトイレに行って、席に戻ってからお弁当を食べる。
老舗料亭『二蝶』のお弁当
品数も多く、お上品な味😋
慌ただしく食べてしまったけど、ホントはもっと味わって食べたかった(たぶん3,000円くらいはしたと思う)
食べ終わった入れ物は、お茶子さんたちが回収してくれた。
二、『新皿屋敷月雨暈 魚屋宗五郎(しんさらやしきつきのあまがさ さかなやそうごろう) 二幕』
江戸は芝神明で魚屋を営む宗五郎が、妹・お蔦の弔いを行っていました。磯部主計之助という旗本のもとで奉公していたお蔦は、不義を働き、手討ちにされてしまったのです。しかし、実はお蔦に横恋慕した者による虚偽の訴えが原因ということが明らかに。大の酒好きで、しかも酒乱の質があるので酒を断っていた宗五郎ですが、妹を殺された悔しさから立て続けに酒を飲み、磯部邸に暴れ込みます……。
上演時間は1時間20分
この演目の一番のみどころは、宗五郎演じる中村獅童さん。
酒を飲むごとに酔っぱらっていくさまが素晴らしかった。
宗五郎の女房(中村時蔵さん)、三吉(澤村精四郎さん)、父太兵衛(河原崎権十郎さん)らが、飲み過ぎてる宗五郎を止めさせようと四苦八苦するさまもコミカルで面白かった。
陽喜くんが花道から登場すると、客席の雰囲気が一気に和む。
ハッキリと聞き取れる大きな声で台詞を言って、笑いを誘いそうな台詞は強調するように発してして、
めちゃくちゃカワイイんですけどー🤩
兄弟揃って有望な役者さんになるんでしょうねぇー
人力(琴平町商工青年部)で回転される廻り舞台は木の擦れる音がして迫力があった。